国際会計基準に関する私見
国際会計基準に関する多くの書籍が、急に書店に並び始めて約半年がたった。SOX法が一巡し、暇になった大手会計事務所が次の食いぶちを求めているのではないかというような光景が展開されている。しかしながら、国際会計基準の根本にある考え方となると、これら数多くの書籍から読み取るのは難しいのではないだろうか。特に日本の企業経営に意識改革を迫る部分に関する記述をしたものは、ほとんど見当たらないといってよいのではないかと感じている。そこで、私なりに国際会計基準に関して解釈してみた。 (理事 加用久男)